(雑記)ウイスキー福袋所感

私は社会人になってからというものの、営業の経験も販売の経験もない飲食・サービス一本の人間ですが、
それでも福袋(くじなども含めて)の仕組みは、なんとなく理解はしているつもりです。

福袋は、企業側が最終的に儲かるようになっているということです。
福袋の在庫が全て無くなった時点で、収支は必ずプラスになるということです。
これは雨が空からおちてくるというような、当たり前のことを言っています。

昨今は福袋の中身が公開されているものが多いです。
特に表題のウイスキー福袋は中身の銘柄及び一つの福袋につき該当のウイスキーの本数まで公表されている商品がほとんどだと思います。
ここで一度話を整理すると、

条件1.企業側は最終的に必ず儲かる。
条件2.入っているウイスキーの銘柄を把握出来る。
条件3.入っているウイスキーの本数を把握できる。

この3つの条件をもとに、ウイスキーの福袋元祖(?)ともいえるリカーマウンテンさんの
福袋の内容を解明していこうと思います。


「運が良ければ1/20の確率で 山崎18年 白州18年 響21年 など特賞が当たるかも!? ウイスキー福袋 3本組 限定300セット 」
(URL:https://bar-proshop.com/product.php?id=2131)
※現在は売り切れです。

条件1.お値段18,000円
条件2.3本組
条件3.300セット(300x3=900本のウイスキー)

<1本目は下記から抽選>

【特賞】
山崎18年 1本
白州18年 2本
響21年 2本
響17年  1本
竹鶴17年 1本
山崎リミテッド2022 3本
響ブロッサムハーモニー2022 3本
山崎12年 2本

【1等】
デュワーズ27年 2本
ザ ハントリー1998 23年 ダンカンテイラー バトルヒル 1本
オマー カスクストレングス 1本
オマー カスクストレングス ピーテッド 1本
オマー カスクストレングス シェリー 1本
アビンジャラク カスクストレングス マデイラ 1本
アビンジャラク カスクストレングス シェリー 1本
ザ シングルカスク カリラ2010 12年 フィノ 2本
ワイルドターキー マスターズキープワン 2本
デュワーズ21年 2本
ベンロマック 2012 for Ginza 777 6本
アイラオブラッセイ レッドワインカスク  12本
あかし オロロソ 6年 30本

【その他】
山崎NA 3本
白州NA 3本
ハーパー12年 6本
アイラオブラッセイ スペシャルリリース 10本
アイラオブラッセイ ヘブリディアン 28本
ザ ドランブレイド 2011年 11年 ダンカンテイラー バトルヒル 18本
トルベイグ 2nd 18本
マッカラン ダブルカスク 12年 30本
ロストディストラリー ダラルーアン 18本
ロストディストラリー ジェリコ 18本
ロストディストラリー トウィーモア 18本
カバラン トリプルシェリー 29本
メーカーズマーク プライベート ダブルインパクト 12本
アルモリック シェリー 12本

 <2本目は下記から抽選>

アマハガン ファーザーズデイエディション 100本
ロッホローモンド 全英オープンゴルフ2023 100本
サントリー 碧 美濃焼釉十草 25本
ワイルドターキー8年 ギフト 25本
ジョニーウォーカー 黒12年 ギフト2023 25本
グレングラント アルボラリス ギフト 25本

 <3本目は下記から抽選>

リンドーズ シングルモルト 18本
グレンスコシア ダブルカスク 18本
グレンスコシア カンベルタウンハーバー 30本
ロッホローモンド12年 18本
ロッホローモンド シングルグレーン ピーテッド 18本
グレンマレイ12年 18本
グレンターナー12年 12本
グレンターナー シェリー 24本
グレンターナー ポート 12本
ロストディストラリー クラシック ストラスエデン 14本
ロストディストラリー クラシック ロシット 14本
ロストディストラリー クラシック トウィーモア 12本
モスバーン アイランド ブレンデッド Cask1 12本
スモークスタック 18本
グレンジストン シェリー 8本
ジョニーウォーカー ソングオブアイス 6本
デュワーズ ジャパニーズスムース8年 12本
アルモリック クラシック 12本
キリン 富士 12本
アマハガン エディションNo.3 12本

まず1等の合計本数が15本、2等が62本、3等が223本ですので、総数は300本ですから前提条件に偽りはありません。(至極当たり前ですが)
当たる確率とかは上記の数字を見たままですので割愛します。
問題は福袋の中身がどのような組になっているか、だと思います。
これについては条件1の企業側は最終的に必ず儲かるに加えて、購入者側の「ハズレ感」をどれだけ薄くできるかということも考慮されます。
ですので、61種類900本のウイスキーとひとくちにいっても、セット内容には偏りがあると考えられます。
簡単に言えば、特賞が当たれば三本目は一番希望小売価格が低い商品が入っています。
今更ですがこの記事はあくまで予想ですので、鵜呑みにしないでください。

1本目によいものを引いた場合、2本目に入っている銘柄は、上から順に、

1.グレングラント アルボラリス ギフト 
2.ロッホローモンド 全英オープンゴルフ2023  
3.アマハガン ファーザーズデイエディション
4.ジョニーウォーカー 黒12年 ギフト2023
5.サントリー 碧 美濃焼釉十草 
6.ワイルドターキー8年 ギフト 

だと思います。
次に、三本目に入っている銘柄については、3つのカテゴリに分けました。
カテゴリ名には語弊があるという批判を恐れずに、敢えてこう命名しています。

①<いっぱい入ってる>
グレンスコシア カンベルタウンハーバー
ロッホローモンド12年
ロッホローモンド シングルグレーン ピーテッド
グレンマレイ12年
グレンターナー12年
デュワーズ ジャパニーズスムース8年
アマハガン エディションNo.3

②<ぼちぼち入ってる>
グレンスコシア ダブルカスク 
スモークスタック
グレンターナー シェリー
グレンターナー ポート
グレンジストン シェリー
モスバーン アイランド ブレンデッド Cask1
ジョニーウォーカー ソングオブアイス

③<あんまり入ってない>
アルモリック クラシック 
キリン 富士 
リンドーズ シングルモルト 
ロストディストラリー クラシック ストラスエデン 
ロストディストラリー クラシック ロシット 
ロストディストラリー クラシック トウィーモア 
 
ここまで書いて何が言いたいのかというと、2本目はともかく、3本目にも商品には書かれていない等級があるということです。
つまりこれは、1本目にもハズレ(のようなもの)があるということになります。

1本目のどれがハズレかなんてことは私には書けませんので、記事はこのへんで終わりになりますが、
総合的に残念感を払底させるためのバランス重視な福袋は、
やはりウイスキー福袋の先駆け(と私は思っている)のリカーマウンテンさんならではのことだと思います。