(雑記)地方への買付

 亡羊補牢という言葉があります。
失敗は遅くても補った方が良いから、後の祭りとは言わずにやろう、というぐらいの意味ですが、
これがなかなか、難しい。

着手しても追っつかないと算段すれば、誰しもが無駄や徒労を思い、手を出さなくなる。
この文章を書いている私にも、多分のその性質がありますが、この言葉はその諦観的な姿勢を矯正してくれる、まさしく良い言葉だと思います。

写真はウイスキーの個人的な買い付けの一枚ですが
これが、もっともっと早めにしておいてもよかったことの、ひとつです。
もはや業界だけでなく、一般でも周知の事実だが、今、ウイスキーは異常に高くなっています。

この高さはいつまで続くでしょうか。
ウイスキーにかかわらず、市場価格は、基本的には下がりません。
それらを踏まえて、今回の買い付けで購入したウイスキーの名前を、すこし並べてみます。 

1.Glen Morange Sherry wood finish
2.Glen Morange Madeira wood finish
3.Glen Morange 18y
4.Scapa 12y
5.Bowmore 10y tempest
6.Bowmore 18y
7.The Balvenie 17y Double wood
8.Glen Dronach 21y

 ウイスキーの買い付けにあたって、価値を見いだせる要素は、いくつかある。
ラベルデザインの新古、輸入会社、現行か終売か――など、考えることは多いです。
そういう観点から考えると、1-2特に4はいいですね。
満足感もひとしおです。

そして彼らは、封をとかれるその時まで、パラフィルムとサランラップと緩衝材と養生テープに巻かれ、冷暗所にしまわれるのであーる。