(雑記)長野・諏訪 / 後編
写真は諏訪大社の上社本宮・鳥居前です。
諏訪大社は諏訪湖を挟むように、北側に下社(春宮・秋宮)が、南側に上社(本宮・前宮)が鎮座しています。
下社秋宮から上社本宮まではだいたい15kmほどあるので、ちょっと近所とはいえない距離感ですから、
全て参拝するには車以外であれば、電車を活用する他ない距離だとおもいます。
お盆の時期だからでしょうか、車の窓からは歩行者の影を旅行中、ほとんど見かけなかったので、
諏訪は、車の街なのだとおもいます。もし訪れるときは、レンタカーを借りたいです。
なにせ、都心にあるような高層ビルなどがほとんどないから、車窓からの風景と徒歩風景に、それほどの差はないので、
旅の情緒もそれほどかわらないとおもいます。
上社の本宮には、下社と違ってお土産を売る売店などが連なる道があります。
売店といっても屋台ではなく、ちゃんとした軒が連なる、売店街のようなものです。
親切な人ばかりで、おいしい蕎麦屋さんはないかという唐突な質問にも、
軽快に答えてくださり、蕎麦屋さんの名刺までいただいてしまいました。
その親切なお父さんの店舗の向かいの甘酒も冷えていて、とてもおいしかったと記憶しています。
諏訪の方の人当たりのよさは、まさにすすめがいがあるものです。
道中、手長神社という、行き止まりを恐れつつ進む道の先にある神社があります。
古代を偲ばせる名前の神社です。
その境内の中に、戦没者記念碑があります。
手長神社は、調べるまでもなく英霊型の神社ではないことは明らかです。
長野には、東信と松本付近に空襲があったと、調べると書いてありましたので、その慰霊碑なのでしょうか。
御朱印にはあまり興味がない私は、神社ではたいてい御神札と、鈴を買います。
八重垣神社の鈴もいい音がしましたが、諏訪の鈴も鈴々と、やさしく、いい音がする気がします。